現在、「ルート1:神の住むまち」「ルート2:剣聖の里」の二つのルートがありあす。ルート1には、約15kmのフルコ−スと約10qの二つのショートコースが設定されいされており、ルート2は約12qのコース設定となっています。

■ルート1:神の住むまち
 コースは、15qのフルコースと約10qの二つのショートコースがあります。いずれもスタートは鹿島神宮駅です
フルフルコース 15.2km
 まず、フルコースから説明しましょう。鹿島神宮駅をスタートし駅前のレンガ坂を上りきると、鹿島神宮の大鳥居が目に入ります。国定公園で天然記念物に指定された神宮の森は巨木が生い茂り神秘的です。そして蘇った三社詣りの古道と坂戸神社に続く谷津田の里山光景は、現代人の心を癒してくれるでしょう。 豊郷公民館で休憩し、茨城県内最大級の夫婦塚古墳を過ぎると、広大な北浦の湖面が見渡せます。そして中世以来、鹿島神宮の西の玄関口となった朱塗りの一之鳥居が、その威容を湖面に映し出します。一之鳥居から鹿島神宮までのいにしえの参道沿いに、鎌足神社、根本寺、鹿島城址、護国院があり、まさに神の道を実感できるでしょう。
 

●ショートコース(1)古道巡り :10.5km
 ショートコースは、フルコースを2分する二つのコースに分けたものです。一つは鹿島神宮を抜けた後、フルコースに従って三社詣りの古道に向かい、夫婦塚古墳を巡ってからオレンジ色の道しるべに従い、新たに開いた宮中野古墳群の森にある千年塚を通って鹿島神宮駅に向かう古道巡りコースです。

●ショートコース(2) 北浦巡り:9.1km
 もうひとつのコースは、鹿島神宮を抜けた後、小山記念病院先の信号からブルー色の道しるべに従って左折、セブンイレブンの信号を右折して給食センターまで進み、右折して宮中野古墳群の森に入ります。千年塚、稲荷塚古墳、天狗党の墓を巡って北浦湖岸に抜け、その後はフルコースに従って一之鳥居へと進む北浦巡りのコースです。

ルート1:神の住むまち

■ルート2:剣聖の里
「鹿嶋神の道ルート2」
は、スタート地点は豊郷公民館です。前半はスタートして0.5qほど水神川沿いに歩き、緑の道しるべに従って谷あいの水田、谷津田を通って、三社詣りに古道に入ります。そして畏敬の念を起させる森の中にある坂戸神社、沼尾神社に至ります。さらに沼尾神社からいにしえの塩の道を通って、休憩地点の鹿島ハイツに至るコースです。後半は、鹿島ハイツを出てすぐに、深い森に包まれた塚原古墳群に鹿嶋が誇る偉人、剣聖塚原卜伝の里を巡ります。途中、美しい谷津田の里山景観、生け花や正月飾りに欠かせない特産のクロマツ栽培地を抜けて、塚原古墳群を包み込む深い森、畏敬の念を起させる神の住む森など豊かな自然に触れ、古代から息づく日本人の心のふるさとを体感できます。

ルート2:剣聖の里
■ルート3:降臨の里
「鹿嶋神の道ルート3」
は、スタート地点はまちづくり市民センターです。まず国道51号線沿い北に1.2qほど歩き、阿波神社にお詣りし、紫色の道しるべに従って神向寺から鹿嶋灯台を目指して歩きます。灯台下にある百基の庚申塔を見た後、明石の厳島神社、鹿島灘の砂丘の上に祀られた姫の宮神社を経て、鹿島灘に面した降臨の浜へと下り、そして鹿島神宮の東一之鳥居に至ります。この後、方光院・息栖神社を経て休憩場所の波野公民館に到着。休憩した後、鹿嶋特産の汐菜キャベツ畑の中を抜け、住吉神社にお詣りしてから鹿島神宮とゆかりの深い下津(おりつ)の道に出て、末無川や鬼塚、潮社(いたのやしろ)、安らぎの森を巡り、ゴールのまちづくり市民センターに戻って来ます。ここでも鹿嶋の歴史と豊かな自然を満喫することができるでしょう。
ルート3:降臨の里